歴史を 手に入れる。

味わった記憶を 歴史として残しておく。

 本紙の今回の企画テーマ「歴史に燃える。」の記事取材のために、山武市にある酒蔵『守屋酒造』を訪問しました。守屋酒造は明治26年創業と大変歴史がある酒造。酒蔵見学には年間なんと約10万人も見学にいらっしゃるとのことで、古い酒ラベルや懐かしの広告などの資料をお借りできたら、との思いで足を運びました。
 まず訪れて、素敵だなぁと感じたのが趣きある建物!ちょうど夕日があたり、いい風合いの雰囲気です。倉の中には木の樽、表札など歴史を感じるものが所々にありました。記事になるような素材をひととおり撮影し、いよいよ本題のラベルについてお話を切り出しました。
「実は…」
 先程から丁寧に案内してくれている五代目蔵主 守屋雅博さんから、2011年の東日本大震災で酒蔵の2階が崩れる大きな損傷があり、古い資料等は所在不明とのお話が…。現在手元にあるラベルのデザインに興味深く目をとられながら、ふと店内に目をとめると、日本酒のラベルとしては可愛らしい、地元のゆるキャラ「SUNムシくん」「チーバくん」が使われた商品が!
「お酒のラベルに、オリジナルの名前や写真を入れることもできますよ。見学に訪れた女性の方や、女子会用にも人気なんです」とのこと。
「確かに、オリジナルラベルの貼られたお酒をいただいたら、そのシチュエーションや味(しかもお酒は美味!)も忘れないし、ビンごと取っておきたいしなぁ」などと納得しながら、今度はお酒の「味」の取材にまたお伺いしたい!と日本酒たちに後ろ髪をひかれながら、守屋酒造をあとにしました。

 

 

 

お酒のラベルは、いわば「お酒の顔」。
オリジナルラベルでなくても、大切な記念日などにいただいたお酒の
ラベルは、はがして取っておきたいですよね。
実は、帰社後スタッフに、取材内容を報告すると、スタッフの1人から
「SUNムシくんの酒瓶、とってあるよー」との声が。
着実に『守屋酒造』が各家庭の歴史になっていっているなぁ、と改めて
感じました。



〈取材協力〉
守屋酒造
山武市蓮沼ハ-2929 
☎0475-86-2016

漢(おとこ)の浪漫 武将を、着る。

 近年、大河ドラマやアニメ、ゲームの影響からか、「歴女」と呼ばれる女性の間に戦国武将がブームとなった。応仁の乱以後の戦国の乱世に生きた武将達は、実際は醜い権力争いをしていたと想像できるが、それでもどこか男のロマンを感じさせる。現代でも、男の子の健康と成長を祈り端午の節句には鎧兜を飾る。
 東金市在住のSさんは、織田信長や伊達政宗に憧れ、甲冑を購入して着て楽しんでいるという。
 自宅のそばを通る「東金御成街道」は徳川家康公が鷹狩りに向かうために作らせた道だと、中学時代の社会の先生の影響を受け歴史に興味を持った、とSさん。写真の甲冑は、20年前に浅草橋の店にて約50万円で購入したそうだ。以来、素手では触らないほど大事にしながら、時には身につけることもあるそうだ。織田信長のチャレンジ精神や伊達政宗の洒脱なところが好きだというSさん、彼もまた伊達男である。

指紋ひとつ付いただけで、光沢が変わってしまう。手入れには手袋が必須だ。





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