東金では家康公が鷹狩りに来訪して400周年といってイベントを開催して賑わいを見せています。天下の大御所徳川家康公の足跡は全国各所にあって、各地で様々な記念イベントが開催されているようです。9月、東金にある創業明治8年の老舗茶舗『西川園』では、数ある400周年のなかでもユニークな記念イベントに招かれました。
大御所家康公の許可を得た仙台藩主伊達政宗の命を受け、特使支倉常長(はせくらつねなが)を大使とする慶長遣欧使節団が日本人として初めて太平洋と大西洋を横断、スペインの国王フェリペ3世との謁見を果たしました。つまり、遠く離れたスペインの地にも400周年があったのです。今年、来年は両国において『日本スペイン交流400周年』ということで官民さまざまな分野の交流が行われています。その一環としてバルセロナにおいて茶道を通じた日本文化を紹介する事業があり、日本茶のインストラクター講師として『西川園』が依頼を受けたのでした。
会場に選ばれたのはバルセロナ随一の日本食料理店。集まったスペイン人、スペイン政府・行政関係者らの前で講義をすることになった社長の西川さんは「事前に聞いていましたが、皆さんとても関心を持って話に耳を傾けてくれました。また、バルセロナ市街にも世界のお茶を取り扱う専門店もあり、日本茶や日本文化にも非常に関心が高いことがよくわかりました。」とのことでした。