さんぶの森公園のタワーをライトアップする「ライトフェスタ」は、毎年打ち上げ花火でイルミネーションが点灯されステージパフォーマンスが始まり、周囲には露店が立ち並ぶ模様がメディアに大きく取り上げられ、年々動員が増えて行って名実共に冬の風物詩として賑わいを見せていました。
ところが、いまから7年前のこと、イベントを主催している有志のグループはこれまでのイルミネーション・イベントをやめて、もっと静かでスローなイベントにしたいと
考えました。
そんな時に八鶴湖で廃油を使った手作りキャンドルを使ったイベントを始めて開催すると聞いて、ワークショップの様子を学びにボランティアとして参加しました。
そうして奇しくも同じ年から「八鶴湖キャンドルナイト」と「ECO CAN@山武」が始まりました。以来、さんぶの森のキャンドルナイトは、立体的な自然公園のランドスケープを利用して空き瓶や空き缶など見え方の違う灯籠を使うなどして、年々工夫とアレンジを繰りかえしていきます。その一部、ペットボトルのキャンドルだけは、毎年変わらず八鶴湖のキャンドルナイトで使用されたものを借りて使うことにしています。
イベント当日の朝、八鶴亭の倉庫にしまってある1000本あまりのペットボトルキャンドルを積んだトラックがさんぶの森に向かいます。
そうして山武の森で真冬のキャンドルナイトが静かに実施され、翌日の午前中にはペットボトルキャンドルは何もなかったかのように倉庫に整然と戻してあるのです。
いっぽうの八鶴湖でキャンドルナイトを実施してきた八鶴亭スタッフを中心とした実行委員会は、開始から7年を経てNPO法人トウガネゼーションという組織になりました。
2016年は、9月に八鶴湖、11月にさんぶの森で開催される二つのキャンドルナイトの両方にご参加いただくと、また違った映り方をするかと思います。
ECOCAN@山武 2015.12.12
十五夜キャンドルナイトin八鶴湖 2015.9.27